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海外ボクシング情報

  • WBO世界スーパーフェザー級タイトルマッチはドバイで開催

    WBO世界スーパーフェザー級タイトルマッチはドバイで開催

    2021.02.26
    元2階級制覇王者のカール・フランプトン(英国/30戦28勝16KO2敗)が拳を負傷したために2月27日に予定されていたタイトルマッチ、WBO世界スーパーフェザー級チャンピオンのジャメル・ヘリング(米国/24戦22勝10KO2敗)戦が延期となっていましたが新日程が4月3日と発表。なお開場は英国のロンドンからUAEのドバイへ変更することも合わせて発表されています。


    5週間の延期におさまったヘリングは「延期と言うものは全てストレスの溜まるものですが、こうして日程が決まり嬉しく思っています。トップランク、ブライアン・マッキンタイア・マネジャー、そしてMTKグローバルが舞台裏で仕事を軌道に乗せるため尽力してくれたことに感謝したいと思います。このイベントをまとめ上げるのはイージーな仕事ではなかったと思いますからね。」と安堵感を見せています。


    対するフランプトンも「新しい日程と会場が決まったことを嬉しく思います、ここにたどり着くまで紆余曲折がありました。MTKグローバル、クイーンズベリー・プロモーションズ、トップランクらこれらがまとまって乗り越えてくれたことに感謝しています。」としています。


    今年に入り、MTKグローバルとラウンドテン・ボクシングクラブ、そして地元のD4Gプロモーションズが協力し、『DUBAI FIGHT SERIES』と銘打って2月6日と3月12日、そして4月3日と3ヶ月連続でイベントを開催することを発表していたところコロナ禍の深刻度が増し、渡航制限が厳しくなったことで延期を重ねていたものです。2月と3月に予定されていたイベントは英国のボルトンで日程を変えて行われることが発表されていましたが、4月3日は保留とされており新たにMTKグローバル、D4Gプロモーションズとプロモート契約を結んでいた元4階級制覇王者のドニー・ニエテス(フィリピン/48戦42勝23KO1敗5分)、IBFスーパーバンタム級13位のアルベルト・パガラ(フィリピン/34戦33勝23KO1敗)の出場のみがアナウンスされていたところへ渡りに船と言えるメインイベントがおさまったと言えそうです。


    18年12月、井岡一翔(現Ambition)選手に12回判定勝利をおさめてからリングに上がっていないニエテスも5月に39歳を数えます。2年4ヶ月振りのリングは錆落とし的なマッチメイクになることが予想されますが、メインイベント同様、どのようなパフォーマンスを魅せてくれるのか注目です。
  • IBFが指名挑戦者決定戦の交渉開始を通達

    IBFが指名挑戦者決定戦の交渉開始を通達

    2021.02.25
    IBFが複数の階級でトップコンテンダーとなる指名挑戦者を決める対戦の交渉開始を指示したことが報じられています。まずフライ級で5位のリカルド・サンドバル(米国/19戦18勝13KO1敗)と6位のジェイ・ハリス(英国/19戦18勝9KO1敗)両陣営に通達があったことをハリス自身がSNSにて挙げていますが、昨年2月にJ.C.マルチネス(メキシコ)の持つWBCフライ級王座に挑戦、12回判定負けを喫している30歳のハリスにとっては2度目の世界挑戦へ最短距離と言える試合になりそうです。一方、米国のカリフォルニアをホームとする22歳のサンドバルは豊富なアマチュア・キャリアを土台としており、まさにベテラン対ホープの図式と言えそうです。

    王者のM.ムタラネ(南アフリカ)は昨年12月、現在3位に付けるJ.ママ(フィリピン)との指名防衛戦を発表、コロナ禍により無期延期となったことが報じられていますが、南アフリカまで渡ったものの試合をすることなく無念の帰国となったママの優先権はそのままなのか気になるところです。



    そしてスーパーフェザー級は先日の王座決定戦通達に続き、4位につけるマーティン・ジョセフ・ウォード(英国/27戦24勝11KO1敗2分)と5位のアジンガ・フジレ(南アフリカ/15戦14勝8KO1敗)の両者で新たなトップコンテンダーを決めるよう通達しています。間断無く突くジャブと軽快なフットワークが特徴のウォードに対して24歳のサウスポー、フジレは19年9月にS.ラヒモフ(ロシア)に8回TKO負けを喫し(写真)、指名挑戦権を逃しています。

    現1位のラヒモフに豪快に倒されているフジレを心配するムザモ・ンジェカニェ・トレーナーは地元メディアに対し「このような試合は選手の目的や利益に繋がりません、対戦することは無いとも思っています。何故ならまず調整試合が必要です。ウォード戦に否定的なことは何一つありませんが無謀と挑戦は違います、タイミングが悪すぎます。選手は(ラヒモフ戦での)痛烈なKO負けから立ち直っている途中であり、その試合以降リングに上がっていません。もしこの次の試合が世界タイトルマッチだとしても私は同じことを言うつもりです。アクティブに戦っているウォードとは異なるのです。」とまず精神面での再起が必要としていますが、陣営のハンドルを握るランブル・アフリカ・プロモーションズはどのような判断を下すのでしょうか?



    またボクシング・ファンの多くが注目するヘビー級では4位のマイケル・ハンター(米国/21戦19勝13KO1敗1分)と5位のフィリップ・フルコビッチ(クロアチア/12戦全勝10KO)による対戦が見られそうです。32歳のハンターはクルーザー級から上がってきたこともあり身長は188センチながら、一方のフルコビッチは198センチを数えます。上背とリーチで勝るフルコビッチは16年のリオ五輪スーパーヘビー級銅メダリストとあって母国クロアチアではすでに国民的な人気を誇っているもののややスピードに難があると言えるでしょうか。

    28歳のフルコビッチは難敵との対戦経験は無くIBFのインター王者ということも手伝い好位置に付けていますが、全勝の勢いがベテランのハンターに通用するのか、それとも17年4月にO.ウシク(ウクライナ)の保持していたWBOクルーザー級王座に挑戦し12回判定負けを喫しているハンターが悔しさを結果に繋げることになるのでしょうか。
  • 今週末の『PBC』はアンソニー・ディレルがホープを相手に前哨戦

    今週末の『PBC』はアンソニー・ディレルがホープを相手に前哨戦

    2021.02.24
    多くの話題を集めるS.アルバレス(メキシコ)対A.イユリディン(トルコ)戦が今週末、アメリカ東海岸のフロリダで予定されていますが、西海岸のカリフォルニアではWBCスーパーミドル級挑戦者決定戦が開催されます。先週は元4階級制覇王者のA.ブローナー(米国)による約2年1ヶ月振りの復帰戦を挙行した『PBC』によるイベントで、メインはWBC4位のアンソニー・ディレル(米国/36戦33勝24KO2敗1分)がカイロン・デービス(米国/17戦15勝6KO2敗)を迎える一戦です。


    26歳のデービスはWBC40傑に名前は無く、圧倒的不利予想が伝えられているなか、「私にはアンソニー・ディレルを打ち破る自信があります。私は8歳のころからボクシングをはじめてきましたが常にこうした舞台を夢見て一生懸命トレーニングを重ねてきました。自信はもちろん、勝利を手にできると信じています。」とコメント、36歳のディレルを若さで打ち破ると意気込んでいます。元世界王者のディレルにとってみれば、19年2月に負傷判定勝利をおさめているイユリディンが先にビッグマネーファイトを手にしていることにストレスを溜めていることでしょう。デービスに勝って指名挑戦権を手にすれば近い将来、アルバレス挑戦が現実となる可能性もあり取りこぼしは許されません。


    セミに出場が予定されるのはWBAスーパーライト級10位のヘスス・ラモス(米国/14戦全勝13KO)で、エミリオ・ボホルケス(メキシコ/26戦24勝18KO2敗)を迎えてウェルター級10回戦を行うとしていますが、今回の『PBC』は少々スケール不足を感じさせます。コロナ禍も影響していると思われるものの特にここのところ " 昔の名前で出ています " 的なマッチアップも目に付く『PBC』ですが今年に入り、一部のメディアでは『FOX』が契約期間満了を待たずに『PBC』との契約を打ち切るのではないかと報じられています。不穏な噂を払拭するような好ファイトに期待が集まる今週末のイベントです。


    <現地時間27日に予定されるその他注目試合>


    <フィリピン、サウス・コタバト州ジェネラル・サントス・シティ、ブラ・ジム>
    IBF世界ミニマム級タイトルマッチ/チャンピオン、ペドロ・タドゥラン(17戦14勝11KO2敗1分)対同級3位、レネ・マーク・クアルト(22戦18勝11KO2敗2分)



    <ニュージーランド、オークランド、スパーク・アリーナ>
    ヘビー級12回戦/元WBO同級王者、ジョセフ・パーカー(29戦27勝21KO2敗)対元WBOオリエンタル同級王者、ジュニア・ファ(19戦全勝10KO)



    <米国、フロリダ州マイアミ、ハードロック・スタジアム>
    WBA&WBC世界スーパーミドル級タイトルマッチ/WBAスーパー&WBCチャンピオン、サウル・アルバレス(メキシコ/57戦54勝36KO1敗2分)対WBA9位、WBC2位、アブニ・イユリディン(トルコ/23戦21勝12KO2敗)


    WBC世界フライ級タイトルマッチ/チャンピオン、フリオ・セサール・マルティネス(メキシコ/19戦17勝13KO1敗1ノーコンテスト)対同級1位、マクウィリアムス・アローヨ(プエルトリコ/24戦20勝15KO4敗)
  • WBCクルーザー級1位のT.ムクヌがアウェーで興味深い対戦

    WBCクルーザー級1位のT.ムクヌがアウェーで興味深い対戦

    2021.02.23
    ロシアのRCCボクシング・プロモーションズが3月27日にロシアのエカテリンブルグにてWBCクルーザー級挑戦者決定戦を行うことを発表しています。同級のシルバー王者でトップコンテンダーでもある、タビソ・ムクヌ(南アフリカ/27戦22勝13KO5敗)にWBOで4位、IBFでも6位につけるイフゲニー・ティシェンコ(ロシア/8戦全勝6KO)が挑むもので、世界1位がアウェーで受けるオファーにしてはなかなか興味深いマッチアップと言えるでしょう。


    16年リオ五輪のヘビー級金メダリストでもある29歳のサウスポー、ティシエンコは18年8月のプロデビュー以降、ヘビー級で数試合をこなしているものの現在はクルーザー級を主戦場としており、上背は196センチと申し分ないサイズを持ちますが、ヘビー級にしては線が細くパワー不足を感じさせる試合も時折見せています。自身の持ち味を生かすためにクラスを下げて世界王座獲得を目指すといったところでしょうか。


    一方、32歳のムクヌは身長180センチとこの階級でも小柄な部類に入るサウスポーで、敏捷性に優れ高い身体能力を感じさせるベテランです。I.マカブ(コンゴ)やO.ウシク(ウクライナ)には倒されているものの右手をだらりと下げたスタイルから飛び込むように放つ左右フックはスピード豊富、16センチの上背差、そしてリーチ差をどう無くすことが出来るかがカギと言えそうですがWBC王者のマカブもサウスポーとあって雪辱を目指すムクヌ、世界初挑戦を目指すティシェンコ、対サウスポーの引き出しの多さが勝敗を分けそうです。


    アンダーカードにはZ.アブドゥラエフ(ロシア/13戦12勝8KO1敗)やM.ヤクボフ(タジキスタン/16戦全勝9KO)、R.カミロフ(ロシア/10戦9勝4KO1分)ら同プロモーションの抱える世界ランカーも多数出場する楽しみなイベントになりそうです。
  • ビック・サルダールはWBAミニマム級暫定チャンピオン

    ビック・サルダールはWBAミニマム級暫定チャンピオン

    2021.02.22
    20日、フィリピンのラグナ州ビニャンに在る、ビニャン・フットボール・スタジアムにてWBA5位のロベルト・パラデロを12回判定に退けたビック・サルダール(写真)が手にした王座は暫定王座だったことがWBAから発表されています。戦績を25戦21勝11KO4敗としたサルダール陣営が試合前に知っていたかは不明ですが、この発表によりレギュラー王座は引き続き空位となり、スーパー王者はノックアウト(タイ)、暫定王者にサルダール、ゴールド王者はL.ベナビデス(ニカラグア)という体制となっています。


    空位が続くレギュラー王座は対戦交渉指示が出ている、同級1位のJ.アルグメド(メキシコ)対同級2位のB.ロハス(ニカラグア)で争われることになる模様ですが、両者の交渉期限は2月19日となっているものの未だアナウンスはありません。フィリピン・ボクシング史上6度目となる同国人対決を制したサルダールにとって試合後の変更アナウンスはガッカリくるところですが、WBAによる王座乱立の不合理は今に始まったものではなく、ボクシング・ファンとしてはアルグメド対ロハス戦勝者との早期統一戦開催に期待したいところです。
  • 速報!エイドリアン・ブローナー 対 ジョバニー・サンチャゴ!

    速報!エイドリアン・ブローナー 対 ジョバニー・サンチャゴ!

    2021.02.21
    現地時間20日、米国のコネチカット州アンカスビルに在る、モヘガン・サン・カジノにてウェルター級12回戦が行われ、元4階級制覇王者のエイドリアン・ブローナー(米国)がWBAスーパーライト級15位のジョバニー・サンチャゴ(プエルトリコ)に12回判定勝利をおさめています(3対0/116-111、115-112、117-110)。31歳のブローナーは34勝24KO4敗1分1ノーコンテストとし、19年1月のM.パッキャオ(フィリピン)戦からの復帰を果たしています。こちらも31歳、サンチャゴは14勝10KO1敗1分としています。



    ヘビー級12回戦はIBF14位、WBAで15位のオト・ヴァリン(スウェーデン)がWBC26位のドミニク・ブレアジール(米国)に12ラウンド判定勝利です(3対0/117-111、118-110、116-112)。30歳のヴァリンは22勝14KO1敗1ノーコンテスト、35歳のブレアジールは20勝18KO3敗とし、D.ワイルダー(米国)戦からの再起に失敗です。



    スーパーライト級12回戦、元IBFライト級王者のロバート・イースター Jr. が元WBC米大陸ライト級王者のライアン・マーティン(ともに米国)に12回判定勝利です(3対0/118-110×2、117-111)。30歳のイースター Jr. は23勝14KO1敗1分、27歳のマーティンは24勝14KO2敗としています。



    元WBAバンタム級王者のラウシー・ウォーレンが約1年振りのリングに上がり、約1ヶ月前にM.アローヨ(プエルトリコ)を破っているシャロン・カーター(ともに米国)に10回判定勝利(3対0/98-92×2、97-93)。WBA3位、WBC12位につける34歳のウォーレンは18勝4KO3敗1ノーコンテスト、30歳のカーターは12勝3KO4敗とし2試合続けての番狂わせは起こせませんでした。



    スーパーライト級10回戦はザッカリー・オチョア(プエルトリコ)がファン・ホセ・ベラスコ(アルゼンチン)に10回判定負けを喫しています(2対1/97ー93、96-94:ベラスコ、96-94:オチョア)。世界挑戦経験を持つ33歳のベラスコは23勝14KO2敗、28歳のオチョアは21勝7KO2敗としています。
  • 速報!ミゲル・ベルチェル 対 オスカル・バルデス!

    速報!ミゲル・ベルチェル 対 オスカル・バルデス!

    2021.02.21
    現地時間20日、米国のネバダ州ラスベガスに在る、MGMグランド、カンファレンス・センターにてWBC世界スーパーフェザー級タイトルマッチが行われ、チャンピオンのミゲル・ベルチェルが同級1位のオスカル・バルデス(ともにメキシコ)に10ラウンド2分59秒KO負け、王座交代です。大方の予想を覆し、WBOフェザー級王座との2階級制覇を達成した30歳のバルデスは29戦全勝23KO、29歳のベルチェルは37勝33KO2敗、7度目の防衛に失敗です。



    WBCスーパーフェザー級31位のガブリエル・フローレス Jr.(米国/132ポンド)が元WBC中米同級王者のジェイソン・ベレス(プエルトリコ/132ポンド)に6ラウンド1分47秒TKO勝利です。20歳のフローレス Jr. は20戦全勝7KO、32歳のベレスは29勝21KO8敗1分としています。



    ミドル級10回戦、IBFとWBOで5位にランクされるエスキバ・ファルカン(ブラジル/162ポンド)がアルツール・アカボフ(ロシア/161.5ポンド)に4ラウンド終了TKO勝利。WBCでも7位と好位置につける31歳のファルカンは28戦全勝20KO、35歳のアカボフは20勝9KO4敗。16年12月のB.J.ソーンダース(英国/WBOミドル級戦)戦では12回判定負け、19年1月のD.アンドラーデ(米国/WBOミドル級戦)戦で12回TKO負けとしているアカボフとしては3度目の世界挑戦が遠のいた形となっています。
  • 速報!デビッド・アバネシヤン 対 ジョシュ・ケリー!

    速報!デビッド・アバネシヤン 対 ジョシュ・ケリー!

    2021.02.21
    現地時間20日、英国のロンドン、SSEアリーナ・ウェンブリーにて欧州ウェルター級タイトルマッチがただいま終了。チャンピオンのデビッド・アバネシヤン(ロシア)がIBF同級15位のジョシュ・ケリー(英国)に6ラウンド2分15秒TKO勝利、王座防衛です。

    ガードを高く構えスイッチを混ぜる王者と、いつものようにL字ガードのケリーでスタートすると初回はお互いに良いコンビネーションを見せ合います。2ラウンド中盤にケリーが左フックを好打すると王者が身体をよろめかせ、シャープなジャブを続けポイントを挙げたように映ります。3ラウンドは王者が低いガードを突いて右をヒット、左ボディも入れポイントを獲り返したように映り、ここ数試合はスタミナがウィークポイントとなっているケリーをガンガン追い掛けます。5ラウンド、体格で勝るケリーが王者をロープに押し込み展開を変えようとしますが近い距離の攻防は王者に分があり、ラウンド終盤は王者が前に出る展開に逆戻り、細かい連打を浴びスタミナを消費します。6ラウンドに入ると、やはり序盤に見せていたシャープなジャブは減りサークリングが増え、王者がガンガン距離を詰め細かいパンチを入れていくと左ボディからの連打を浴びたケリーが両手を着き呆気なくダウンします。再開に応じたケリーですが、膝を揺らしながら後退、最後は右をテンプルに叩き込まれ2度目のダウンを喫すると、ビクター・ラフリン(英国)レフェリーがカウントを数えはじめたところでコーナーから白いタオルが投入、終了となっています。32歳のアバネシヤンは27勝15KO3敗1分、一部で高い評価を得ていた26歳のケリーは10勝6KO1敗1分、ここ最近は良いトレーニングを積んでいないと報じられ、ハッキリと伸び悩みを見せていましたが予想通りの結果となっています。リングサイドで見ていたコナー・ベン(英国)は試合前、「ケリーが勝てば挑戦したい。」と話していましたが、どういった判断を見せるのでしょうか?そしてエディ・ハーン・プロモーターにとって2週続けて頭の痛い結果となっています。



    IBFインターコンチネンタル・スーパーライト級王座決定戦、ロビー・デービース Jr.(英国/138.25ポンド)はガブリエル・バレンスエラ(メキシコ/138.5ポンド)に10回判定負け、バレンスエラが新王座に就いています(2対0/94-94、96-95×2)。

    「1週間前にワーリントンをKOして世界中にショックを与えたマウリシオ・ララに続く!」とコメントを残したバレンスエラ。初回中盤、揉み合い時に両者ラビットパンチや背中を叩き合い注意を受けますが、積極的にパンチの交換を見せます。以前にブレンダン・イングル・トレーナーの指導を受けていたデービースは頻繁にスイッチを見せますが、バレンスエラは全く意に介さない素振りでポンポンと攻勢を掛けると2ラウンド中盤に右フックが肩に当たり、デービースがバランスを崩しロープによろめきます。3ラウンド序盤、バレンスエラのショートの右がアゴに入りデービースが腰を落とし、終盤にもバレンスエラの右が好打するとデービースがストンとダウンします。すぐに立ち上がりゴングが鳴ると4ラウンドは元気に打ち返すデービースに対し、気が逸ったかバレンスエラはブレイク・コール後に加撃し注意を受け、終了間際にも同じことを繰り返し減点1が科されます。

    5ラウンド早々、ところどころでバッティングを入れてきたデービースにラビットパンチの注意が再度入るなどやや不穏な展開を見せ、ダウンと減点を差し引いて僅差バレンスエラと映る展開で折り返します。8ラウンド中盤、バレンスエラのワンツーが好打し、ロープに後退したデービースはクリンチとフットワークでピンチをしのぐと9ラウンド早々、デービースの靴紐がほどけ休憩が入ります。左右関係なく距離を詰めることが出来るバレンスエラに対して、戦術上スイッチがほとんど機能していないように映るデービースは最終回もバレンスエラによる右フックからの連打でフラつきますが根性で2度目のダウンは回避、終盤を獲ったバレンスエラが優勢と映るなかでフルラウンドを終えています。試合前の言葉を見事に実践した26歳のバレンスエラは23勝13KO2敗1分、31歳のデービース Jr. は20勝13KO3敗としています。



    WBAインターナショナル・フェザー級王座決定戦、ジョーダン・ギル(英国/125.3ポンド)は元世界ランカーのセサール・フアレス(メキシコ/125.25ポンド)に10回判定勝利です(3対0/96-94、98-93、98-92)。26歳のギルは26勝7KO1敗とし、復帰後3連勝をおさめています。すでにWBC40傑からも名前を消している29歳のフアレスは25勝19KO10敗、3連敗としています。
  • 速報!ビック・サルダール 対 ロベルト・パラデロ!

    速報!ビック・サルダール 対 ロベルト・パラデロ!

    2021.02.20
    現地時間20日、フィリピンのラグナ州ビニャンに在る、ビニャン・フットボール・スタジアムにてWBA世界ミニマム級王座決定戦がただいま終了。WBA4位で元WBO王者のビック・サルダールがWBA5位のロベルト・パラデロ(ともにフィリピン)に12回判定勝利、新王者となっています(2対1/116-112、115-113:サルダール、118-110:パラデロ)。

    サッカー場というもののクラブハウス的な建物の中にリングを設置、明らかに観客と思える人々が建物の外からガラス越しにちらほら見える中でゴング。あまり上手ではないスイッチも出来るものの基本はオーソドックスのパラデロが開始から積極的に手を出し前進、空振りすると身体ごと回ってしまいそうなフックなどを織り交ぜ、サルダールは良く見て対応しようとします。パラデロの打ち終わりにサルダールが右をコツンと合わせたところで初回を終え、2ラウンドはお互いにジャブからスタート、サルダールが落ち着いた試合運びを見せた中盤、偶然のバッティングでパラデロは右眉尻から、サルダールは眉間から出血しドクターチェックが入りますが続行となります。サルダールがジャブを突き、パラデロは時折飛び込むような左右のパンチを放つ展開で進みますがパラデロの攻撃は見た目に派手ながら的中率が低く、振り分けるならサルダールのジャブかと映る攻防で進むと5ラウンド、スタミナを浪費し身体が流れ始めたパラデロにサルダールのパンチがコツコツとヒット、明確にポイントを挙げます。

    ベテランらしく経験値を生かしはじめたサルダールは、パラデロの大きいステップインを外しながら試合を運ぼうとしますが、カウンターを狙い過ぎか手数が増えず、リズムを刻みながら踏み込むパラデロに決定打を当てるところまでは攻め込めずラウンドを重ねます。8ラウンドに右ストレートを浅く当てたサルダールは9ラウンドもパラデロの攻撃をしっかりブロック、右を返して行くと、得意の距離をキープしながら被弾を最小限に食い止め、パラデロにプレッシャーを掛けていきます。終盤もパラデロのパンチが1発入れば逆転も起こりそうな中、サルダールが堅実な試合運びを続け、11ラウンドにも空振りしバランスを崩したパラデロに右ストレートをヒットします。最終回、展開に変化は無くゴングが鳴ると両者手を上げて笑顔を見せています。来日戦績3戦2勝1敗を数える30歳のサルダールは21勝11KO4敗、24歳のパラデロは18勝12KO1敗、8ポイント差の勝利と付けたジャッジは理解に苦しみますが、G.エロルデ・プロモーターの期待も虚しく初黒星を喫しています。



    スーパーバンタム級10回戦、元WBAアジア・バンタム級王者のカール・ジェイムズ・マーティンは来日経験を持つ、ジョー・テホネス(ともにフィリピン)に5回KO勝利。21歳のマーティンは17戦全勝15KO、24歳のテホネスは13勝7KO8敗としています。
  • V.サルダール対R.パラデロ戦はWBA王座決定戦と承認

    V.サルダール対R.パラデロ戦はWBA王座決定戦と承認

    2021.02.20
    <WBA世界ミニマム級王座決定戦 in フィリピン、ラグナ州ビニャン、ビニャン・フットボール・スタジアム>
    WBA4位、ビック・サルダール(フィリピン/24戦20勝11KO4敗):104.4ポンド(約47.3Kg)
    vs.
    WBA5位、ロベルト・パラデロ(フィリピン/18戦全勝12KO):104.4ポンド
    ※ノックアウト(タイ)のスーパー王座格上げに伴い、空位となってから1年近くを経て行われるレギュラー王座決定戦です。無事WBAから王座決定戦の承認が下りましたがこの裁定により、J.アルグメド(メキシコ)、B.ロハス(ニカラグア)両陣営がどのようなアクションを起こすのかはさておき、日本人選手も標的とするベルトは、長い距離が巧みなサルダール、スイッチのパラデロ、どちらが手にするでしょうか?



    <欧州ウェルター級タイトルマッチ in 英国、ロンドン、SSEアリーナ・ウェンブリー>
    欧州王者、IBF6位、WBC7位、WBA9位、WBO10位、デビッド・アバネシヤン(ロシア/30戦26勝14KO3敗1分):146.5ポンド(約66.4Kg)
    vs.
    IBF15位、ジョシュ・ケリー(英国/11戦10勝6KO1分):146ポンド(約66.2Kg)
    ※ケリーの体調不良とコロナ禍により3度の延期の末に決まった一戦は約2年4ヶ月振りの因縁に決着をつける対戦となりました。「このやり残した仕事は土曜日に完遂させなくてはいけません、2021年の私は欧州チャンピオンになることからスタートするのです。延期が決まった時はガッカリしましたが今の状態を鑑みれば延期は大いにプラスでした。」と自信を語ったケリーが汚名挽回と言える王座獲得を目指します。



    <WBC世界スーパーフェザー級タイトルマッチ in 米国、ネバダ州ラスベガス、MGMグランド、カンファレンス・センター>
    王者、ミゲル・ベルチェル(メキシコ/38戦37勝33KO1敗):130ポンド(約58.9Kg)リミット
    vs.
    同級1位、オスカル・バルデス(メキシコ/28戦全勝22KO):130ポンド
    ※長いジャブとワンツーを軸に王者が、インサイドに入ろうとする挑戦者をさばく展開で幕を閉じるという予想が多く占めそうなタイトルマッチは試合のアナウンスから常に王者優勢の予想となっています。フルラウンド、ポイントを失い続けて見せ場なく終了という展開を歴戦の勇者バルデスがどう覆すのかが焦点と言えそうです。



    <ウェルター級12回戦 in 米国、コネチカット州アンカスビル、モヘガン・サン・カジノ>
    元4階級制覇王者、エイドリアン・ブローナー(米国/39戦33勝24KO4敗1分1ノーコンテスト):146ポンド(約66.2Kg)
    vs.
    WBAスーパーライト級15位、ジョバニー・サンチャゴ(プエルトリコ/15戦14勝10KO1分):145.25ポンド(約65.8Kg)
    ※昨冬、復帰を匂わせた際はライトヘビー級ほどの重量があったブローナーが何処まで絞れるのかが話題となりましたが、『PBC』がスーパーライト級12回戦と告知した一戦は直前でウェルター級12回戦に変更されるなど、十分な調整を積んだのか疑問の目が向けられています。ブローナー・ファンにとってはハードルを低めに設定し、約25ヶ月振りとなるリング上の姿を見ることで満足する方が良いのかもしれません。


    <ヘビー級12回戦>
    IBF14位、オト・ヴァリン(スウェーデン/23戦21勝14KO1敗1ノーコンテスト):240ポンド(約108.8Kg)
    vs.
    WBC26位、ドミニク・ブレアジール(米国/22戦20勝18KO2敗):261ポンド(約118.3Kg)
    ※2度の世界挑戦経験を持つブレアジールですがランキングでは格下となる一戦。19年5月、当時WBC王座に就いていたD.ワイルダー(米国)に右1発で10カウントを聞き3分もたずに散った試合からの復帰を目指します。一方、アメリカ4戦目となるサウスポーのヴァリンにとって、ブレアジールを下せば世界挑戦も一気に道が開ける試合となりそうです。両者の意地がぶつかる渋いマッチアップと言えるでしょう。


    <スーパーライト級12回戦>
    元IBFライト級王者、ロバート・イースター Jr.(米国/24戦22勝14KO1敗1分):139.75ポンド(約63.3Kg)
    vs.
    元WBC米大陸ライト級王者、ライアン・マーティン(米国/25戦24勝14KO1敗):139.5ポンド(約63.2Kg)
    ※今回の『PBC』イベントは3度の五輪出場経験を持つ元WBAバンタム級王者、R.ウォーレン(米国)も出場する豪華なアンダーカードとなっています。WBA5位につけ王座再獲得を目指すイースター Jr. は難敵相手の試合が続いているとはいえここ3試合を1勝1敗1分としており、元世界ランカー・レベルの相手はきっちり倒してアピールしておきたいところです。
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