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    速報!岩佐亮佑 対 セサール・フアレス!

    2019.02.17
    米国、カリフォルニア州ロサンゼルスに在る、マイクロソフト・シアターにてメインイベントとするWBAフェザー級戦も終了。現地放送局『Fox Sports』の中継も終了した中で行われたIBFスーパーバンタム級挑戦者決定戦は、前IBF同級王者で3位の岩佐亮佑(セレス/121.6ポンド)と5位のセサール・フアレス(メキシコ/122ポンド)が対戦、10回負傷判定で岩佐選手が勝利をおさめ挑戦権を手にしています(2対0/98-92、97-93、95-95)。現在の王者、TJ・ドヘニー(アイルランド)への指名挑戦権を手にした岩佐選手は26勝16KO3敗、27歳のフアレス選手は23勝17KO7敗としています。



    メインイベントは同級スーパーチャンピオンのレオ・サンタ・クルス(125.5ポンド)が同級11位のラファエル・リベラ(ともにメキシコ/125.2ポンド)を12回判定に下し、王座防衛を果たしています(3対0/119-109×3)。

    約3週間前に挑戦者がM.フローレス(メキシコ)からリベラに変更となったものの王者の圧倒的有利は不動と言える一戦はいつものようにアゴを締めてガードを高く上げる王者がジャブを突きながら、歩くようにプレスを掛けていきます。やや小柄なリベラは思い切りの良さを見せコンビネーションで対抗、2ラウンド、そして3ラウンドも小気味の良いパンチの交換を魅せますがパンチの多彩さ、上下への打ち分けで王者がやや優勢に映りラウンドが進みます。ポイントこそ王者優勢で進むものの代打挑戦が決まってから11位に食い込んできたリベラの健闘が光り、6ラウンドを終えてもグラつく場面の無いまま一進一退の攻防が続きます。ラウンドごとを見るとリピート映像が続くような攻防を見せ終盤に入りますが、振り分けるならば前進を続ける王者かといった非常に競った内容が続き、これでリベラも前進を繰り返せばちょっとした仮想ワーリントン戦のような印象も感じさせます。11ラウンド終盤、数秒間ながらスイッチも見せた王者は最終ラウンドも明確な差を見せることは出来ず最後まで打ち合ったリベラのスタイルに手を焼き、バッティングによるカットやクリンチの無い好ファイトはフルラウンドを終えています。ラウンドごとは微差ながら塵も積もれば山となる試合を制した3階級制覇王者でもある30歳のサンタ・クルスは36勝19KO1敗1分、3度目の防衛に成功していますが今秋に予定される次戦はファンの期待通りとなるビッグファイトとなるのでしょうか?敗れて評価を上げた一戦と言えそうな24歳のリベラは26勝17KO3敗2分、世界初挑戦は惜敗に終わっています。



    セミファイナルのウェルター級10回戦、元WBCライト級王者のオマール・フィゲロア Jr. (144.5ポンド)とジョン・モリナ(ともに米国/144.2ポンド)が激突、10回判定でフィゲロア Jr. が勝利をおさめています(3対0/97-93、98-92、99-91)。

    17年7月に " Ghost " ことR.ゲレロ(米国)を3回TKOに下したのが約1年7ヶ月振りの試合だったオマールは、ゲレロ戦から再び1年7ヶ月ほどを置いて今回のリングという通常とはかけ離れた試合間隔。乱れたリング外での行動も報じられていますがコンディションが気になるなかでゴングが鳴ります。モリナの最新試合でもある、I.レドカッチ(ウクライナ)戦で露見したように決してサウスポーが得意ではないモリナ対策か、サウスポーでスタートしたフィゲロアですが、これまた巧くありません。噛み合わない初回を終えると2ラウンドはオーソドックスでスタートしたフィゲロアがじわじわと前進、スイッチしながらモリナをロープに押し込んで行きますが3ラウンド終盤にはモリナがフィゲロアを赤コーナーに詰め連打を集め山場を造ります。4ラウンド中盤、ワイルドな右フックを浴びせたモリナが攻勢を強めるとモリナも応戦し一進一退、会場の盛り上がる肉弾戦へともつれていきます。5ラウンドは2分過ぎに右を叩きつけたモリナが獲ったように映り、その後もロープを背にして打ち返すモリナが有効打数で若干優勢に映るものの前に出て押し込んでいるのはフィゲロアという展開で終盤になだれ込み、両者ダウンシーンの無いままフルラウンドを戦い終えています。29歳のオマールは28勝19KO1分、36歳のモリナは30勝24KO8敗としています。
  • 速報!ジョンリエル・カシメロ 対 山下賢哉!

    速報!ジョンリエル・カシメロ 対 山下賢哉!

    2019.02.17
    フィリピンのメトロ・マニラ、ケソン市にてジェリー・ペニャロサ・プロモーションズの主催イベントが終了、現地放送局『ESPN 5』がホスト局となっているプロ・バレーボール・リーグ(Philippine Super Liga)が長引いた為にイベントのアンダーカード2試合目が終了したところで約1時間の中断が入るというハプニングもお約束といえる中、メインイベントのWBOオリエンタル戦、そしてイベントのトリを務めるバンタム級10回戦がただいま終了しました。

    117ポンド契約10回戦は元2階級制覇王者のジョンリエル・カシメロ(フィリピン)と日本バンタム級8位の山下賢哉(白井・具志堅)が対戦、6ラウンド47秒TKOでカシメロが勝利をおさめています。

    現地時間23時頃のスタートとなった一戦は上背で勝る山下がキビキビした動きを見せジャブを突いていくと、様子を探っていたカシメロが徐々に前進、右を打ち込みます。決してガードの高くないカシメロはパワーで勝るパンチを放ち、攻めながら山下の動きを良く見て初回を終えます。2ラウンド、ジャブを軸にペースを掴もうとする山下の攻撃をかわしながら2分過ぎに迫力ある右フックを叩き付けると山下の膝が揺れます。3ラウンドも手数を出し、攻めの姿勢を見せる山下に対しカシメロは右フックに加えて左アッパーなどを打ち込みますがグラつく場面こそ見せる山下はダウンを拒否し懸命に反撃を試みます。4ラウンドは開始からカシメロが強打を連発、山下はガードで防戦一方となりますが致命打を外すと上下に打ち返し反撃、パワーパンチを打ち続けてきたカシメロに疲労の色が見え始めると同時に、山下陣営から『腹、効いてる!』と声が飛びます。ペースを落とし始めたカシメロは山下の打ち終わりにパンチを返し、カウンターを狙うという戦術に切り替えますが山下も逆転を狙うものの顔を腫らし多量の鼻血を出し始めるなか折り返すと迎えた6ラウンド、カシメロの右アッパーが山下の顔面をこすり上げるように打ち込まれ、顔を跳ね上げられた山下はうつむきバランスを崩しながらよろよろとリングに座り込んだところでビルヒリオ・ガルシア(フィリピン)レフェリーが両手を交差しストップ、同時にセコンドがリングに駆け上がっています。今後はバンタム級で世界を目指したいと話す30歳のカシメロは26勝17KO4敗、健闘惜しくも敗れた山下選手は13勝10KO5敗としています。なお深いダメージを見せて試合を終えた山下選手は数分後に自ら立ち上がり、四方に礼をすると会場から大きな拍手が挙がっています。



    試合順ではメインの次となった113ポンド契約10回戦、カルロ・ペニャロサ(フィリピン)がヨクトン・ポーチャイジット(タイ)に3ラウンド2分22秒KO勝利です。

    ジェリーの姉にあたるマリッサの息子、カルロもサウスポーという一家。デイブと比べると線の細さを感じさせ、経験値もまだまだと映るホープですがセンスの良さが垣間見えます。シャープなジャブで流れを引き寄せようとするカルロはヨクトンの反撃を見極めながらコツコツとダメージを与えていきます。カルロがポイントを押さえて迎えた3ラウンド2分過ぎ、カルロの右ボディがモロに入るとヨクトンは顔をゆがめながらダウンします。そのまま10カウントを聞かせた25歳のカルロは14勝7KO1敗としています。



    メインイベントのWBOオリエンタル・フェザー級王座決定戦はデイブ・ペニャロサ(フィリピン)がマルコス・カルデニャス(メキシコ)に4ラウンド2分47秒TKO勝利、新王者となっています。

    元世界王者、ドディボーイの息子でジェリーの甥にあたるサウスポーのデイブに対し、カルデニャスは苦にせずシャープなパンチを打ち込んでいくとデイブも応戦、終盤に右フックで引っ掛けるとカルデニャスがバランスを崩し歓声が上がります。2ラウンド、ジャブを出しながら左のタイミングを合わせはじめたデイブに対し、カルデニャスもいきなりの右や長いジャブを返しますが、3ラウンド1分過ぎには打ち合いの中でデイブの右フックが好打、徐々にカルデニャスの被弾が増えていきます。しかし4ラウンド早々、カルデニャスの右フックが好打しペニャロサがグラつき、カルデニャスが攻めかかりますがデイブも打ち返すと1分過ぎに左ストレートをクリーンヒット、ダウンを奪います。立ち上がったカルデニャスはロープに詰められたものの頑張りを見せ反撃、見応えのある打ち合いを見せますが残り1分で左ボディを食い膝を着く2度目のダウンを喫します。戦意旺盛なカルデニャスは立ち上がり反撃を見せますが右ストレートを外したところでデイブが左右のボディを打ち込むと再び膝を着いたところでレフェリーはカウントを数えず終了としています。28歳のデイブは15戦全勝11KO、29歳のカルデナスは19勝15KO7敗1分としています。



    アンダーカードのバンタム級10回戦、WBO同級10位のカール・ジェイムズ・マーティン(フィリピン)がペッチョーヘー・ゴーキャットジム(タイ)に3ラウンド終了、棄権によるTKO勝利をおさめています。

    ディフェンス面は世界ランカーと思えないレベルながら攻撃こそ防御といった粗削りさも魅力といえる19歳のマーティン、そしてフィリピン2試合目となるペッチョーヘーともサウスポー。両者ともスタートから積極的に手を出していくと1分過ぎにマーティンの左アッパーでペッチョーヘーがバランスを崩し手を着くと、パンチがかすったと見たかレフェリーはダウンと裁定、歓声が上がります。すぐに再開し2ラウンドに入るとマーティンの連打とパワーが上回り、ペッチョーヘーは圧され気味となります。3ラウンドも手数で圧倒するマーティンが小さなアッパー中心の連打で追い込むとペッチョーヘーが根負け、残り30秒で尻餅を着く2度目のダウンを喫します。何とか立ちあがり再開に応じた直後にゴングが鳴りますがインターバル中に棄権を申し出て終了となっています。マーティンはこれで12戦全勝11KOとしています。
  • 速報!ロブ・ブラント 対 カサン・バイサングロフ!

    速報!ロブ・ブラント 対 カサン・バイサングロフ!

    2019.02.16
    米国のミネソタ州ヒンクリーに在る、グランド・カジノにてWBA世界ミドル級タイトルマッチがただいま終了、レギュラー・チャンピオンのロバート・ブラント(米国/158.6ポンド)が同級8位のカサン・バイサングロフ(ロシア/158.8ポンド)を11ラウンド1分42秒TKOにくだし、王座防衛を果たしています。

    王者より顔半分上背で勝るカサンは世界初挑戦&アメリカ・デビュー戦、そんな挑戦者に王者は開始から積極的に仕掛け前に出て行きます。不慣れな戦術でもあり、力み過ぎも加わってか足がついて行かない場面も見えますが、得意のジャブとワンツーでペースを引き寄せ強引に初回のポイントを手にします。2ラウンド40秒過ぎ、王者がワンツーの右を打ち下ろすとダックしようとしたバイサングロフの側頭部にヒット、幸先良く膝を付かせ、マーク・ネルソン・レフェリーがバイサングロフにカウント8をコール後に再開となります。早くも鼻血が出始めたバイサングロフは3ラウンドに入り、長いリーチを生かして反撃を試み1分過ぎには右で顔を跳ね上げます。先制攻撃でダウンを奪ったことでいつものスタイルに戻った王者はフットワークを使いながら左を軸にラウンドを組み立てますが、左の差し合いではバイサングロフも引けを取らず、空振りも目立つ王者は歓声ほど優勢に見えない展開となります。

    中盤、サークリングする王者がコツンコツンとジャブ、ワンツーを中心に手数を稼ぎポイントを挙げ、バイサングロフは頭の位置を変え上半身を動かしながらゆっくりと前進、被弾こそ少ないもののポイントを挽回するほど攻めきれず、言い換えると王者のお約束と言える展開で終盤に入ります。得意の逆ワンツーや長いコンビネーション、出入りを混ぜながら手数で優位に立ち続ける王者がバイサングロフをロープに詰めただけで沸く観客を尻目に淡々とラウンドは進行、右目下に傷を作る王者が疲れを見せ始めるものの前進を強めるバイサングロフの反撃を単発で防ぎます。10ラウンドに右ストレートをヒットしたバイサングロフでしたが、11ラウンド1分過ぎに王者が打ち下ろしの右からの連打をまとめるとバイサングロフが自ら膝を付き2度目となるダウンとなります。再開に応じたバイサングロフでしたが、すぐに王者の右ストレートに反応出来ず顔を跳ね上げられたところでレフェリーが割って入りストップとなっています。28歳の王者ブラントは25勝17KO1敗とし昨年10月の村田諒太戦で奪取したベルトの初防衛に成功しています。敗れた21歳のバイサングロフは17勝7KO1敗です。



    アンダーカード、WBC米大陸バンタム級タイトルマッチは王者のジョシュア・グリア(米国/117.8ポンド)がフィリピン・バンタム級14位のジョバンニ・エスカネル(116.2ポンド)にダウン挽回の8ラウンド2分33秒KO勝利、王座防衛です。

    元世界王者でもあるG.ペニャロサの兄、カールがトレーナーに就くエスカネルはパワーに秀でたオーソドックス型。初回、じりじりとプレスを掛けグリアのガードの上から良い右を打ち込んで行きます。対してサークリングしながら上下に打ち分けるグリアは、2ラウンドもエスカネルの先制攻撃に圧され良い右を食いますが問題無いとばかりに笑顔を見せ余裕を感じさせたもののポイントはエスカネルが挙げたように映ります。3ラウンドも笑顔を見せながらステップを踏むなど余裕を見せたグリアでしたが、エスカネルの攻勢を許しラウンド終了直前、ロープ際で右を顔面に食いダウンを喫します。プッシュだろという表情を見せますが、マーク・ネルソン(米国)レフェリーはしっかりとカウント8まで数え上げインターバルに入ります。4ラウンド、前に出始めたグリアはコンビネーションを出すもののすぐにサークリングする展開に戻り、エスカネルの強打をさばこうと打ち合いを回避、5ラウンドもグリアが距離を造りながらアウトボクシング、エスカネルがプレスを強めると下がり、手数でポイントアウトを狙います。その後はパンチの多彩さでスタミナの切れ始めたエスカネルの攻勢をさばき、反撃も単発に食い止めていたグリアが、迎えた8ラウンド2分過ぎに右ボディを打ち込むとエスカネルは苦悶の表情を見せダウン、座り込んだままロープに手を掛け10カウントを聞いています。試合前の会見で「オレはこのクラスでベストの1人、バンタム級の誰でも打ち破ることが出来る!」と自信を見せていたグリアですが、世界の前にまだまだクリアしなければいけないテストマッチは多いと見たファンも少なくなさそうです。アマチュア60戦のキャリアを持つIBF7位、24歳のグリアは20勝12KO1敗1分、一方、日本での戦績は3戦全勝全KOを誇る28歳のエスカネルは19勝12KO4敗、見せ場は造っています。



    また、WBAスーパーミドル級ゴールド王座決定戦とコールされた一戦はデリック・ウェブスター(米国)がレノックス・アレン(ガイアナ)に10回判定負け(3対0/98-91×2、97-92)。サウスポー同士の対戦は3ラウンド終了直前に右フックでダウンを奪ったアレンが勝利、J.O.ゴメス(パナマ)スーパーバイザーからベルトを渡された33歳のアレンは22勝14KO1分。敗れたWBC同級36位、年齢も36歳のウェブスターは28勝14KO2敗としています。

    スーパーウェルター級のM.ソロ(フランス)、クルーザー級のA.グラムイリアン(アルメニア)に続き3人目のゴールド・チャンピオン誕生となりましたがそろそろ明確なアナウンスが欲しいところです。
  • E.スペンス Jr. 対 M.A.ガルシア戦主要アンダーカードが発表

    E.スペンス Jr. 対 M.A.ガルシア戦主要アンダーカードが発表

    2019.02.16
    3月16日に迫ったウェルター級注目のビッグファイト、E.スペンス Jr. とM.A.ガルシアによるIBFタイトルマッチが中継される『FOX Sports』の主要アンダーカードが日本時間15日に発表、メインイベント同様楽しみな3試合がアナウンスされ、計4試合によるペイパービュー放送が明らかとなっています。


    セミファイナル格は前WBCスーパーミドル級王者のデビッド・ベナビデス(米国/20戦全勝17KO)とジェイレオン・ラブ(米国/28戦24勝13KO2敗1分1無判定)による10回戦となっています。そしてベテランのクリス・アレオラ(米国/45戦37勝32KO5敗1分2無判定)対ホープ、ジャン・ピエール・アウグスティン(ハイチ/18戦17勝12KO1分)によるヘビー級10回戦に加えて、元WBCバンタム級王者のルイス・ネリ(メキシコ/28戦全勝22KO)と世界挑戦経験を持つマクジョー・アローヨ(プエルトリコ/20戦18勝8KO2敗)による10回戦という顔ぶれとなっています。


    今後、ペイパービュー枠から外れたアンダーカードも徐々に決まってくるものと思われますが、2019年上半期最高の顔合わせという声もあるメインが予定されるイベントだけに渋いマッチアップにも期待したいところです。タイトルマッチまでおよそ1ヶ月となった現在、やはりウェルター級での戦歴が影響してか王者スペンス優勢という掛け率ですがどこまで狭まるでしょうか。
  • 統一世界ヘビー級王者のアンソニー・ジョシュアがアメリカ初上陸

    統一世界ヘビー級王者のアンソニー・ジョシュアがアメリカ初上陸

    2019.02.15
    WBAスーパー、IBF、WBO、そしてIBOの統一世界ヘビー級チャンピオン、アンソニー・ジョシュア(英国/22戦全勝21KO)の次期防衛戦が日本時間14日に発表され、ニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデンにて6月1日にジャーレル・ミラー(米国/24戦23勝20KO1分)と対戦することが決まっています。昨年末、4月に英国のリングに上がると明かしていたジョシュアでしたが交渉が難航、約8ヶ月のブランクを置き自国開催から米国初上陸となっています。


    昨年9月、難敵と目されていた元世界王者のA.ポベトキン(ロシア)にヒヤリとさせられる場面を造りながらも7回TKO勝ちをおさめている29歳の王者ジョシュアにとってIBFは7度目、WBAスーパーとIBOは4度目、WBOは2度目となる防衛戦という点もさることながら話題の中心はやはりアメリカ初上陸というところでしょうか。30歳のミラーは地元ニューヨーク州ブルックリン出身とあって、相当の注目を集めることが予想、会場もボクシング興行で良く耳にするシアター(約5千人収容)ではなくアリーナ(約2万人収容)というところも楽しみが膨らむところです。


    WBA2位、WBO3位にランクされるミラーにとってマッチルーム・ボクシングと共同プロモート契約を結んだ17年末時点から一気に夢から目標に変わった世界タイトルマッチと言えるでしょうか。地元の声援を背に受け、安定感を増し続ける王者を打ち破ることは出来るでしょうか?そして王者ジョシュアにとって、やはりWBC王者のD.ワイルダー(米国)との頂上対決は構想内でしょう、ミラーを一蹴し米国のボクシング・ファンに良いアピールを魅せることが出来るでしょうか?
  • アレクサンデル・ゴズディクがドウドウ・ヌグンブと2度目の防衛戦

    アレクサンデル・ゴズディクがドウドウ・ヌグンブと2度目の防衛戦

    2019.02.15
    A.ステベンソン(カナダ)のV10を阻止し、昨年12月にWBC世界ライトヘビー級正規チャンピオンの座に就いたアレクサンデル・ゴズディク(ウクライナ/16戦全勝13KO)の同王座2度目の防衛戦が3月30日に決定、米国のペンシルバニア州フィラデルフィアに在る、2300アリーナで同級8位のドウドウ・ヌグンブ(コンゴ/46戦38勝14KO8敗)と対戦することが主催するトップランクから日本時間14日に発表されています。


    ロンドン五輪ライトヘビー級銅メダリストでもある31歳のゴズディクは会見の席で「世界チャンピオンになるための道のりは長い道のりでした、そして私がどうしてライトヘビー級世界チャンピオンの座に居るのかを皆さんに示したいと考えています。ヌグンブは軽視することの出来ないタフなファイターです。2019年の私の目標は他の世界チャンピオンと王座統一戦を戦うことですが、その前にまず3月30日の仕事をしっかりとこなす必要があります。」とコメントを残しています。


    フランスをホームとするベテラン、37歳のヌグンブは17年12月にIBO王者のI.ミカルキン(ロシア)に挑戦し12回判定負けを喫していますが主要4団体において世界初挑戦、そして14年11月のA.フォンファラ(ポーランド)戦以来2度目となるアメリカのリングです。テディ・アトラス・トレーナーとの新タッグも継続中とする王者ゴズディクの牙城を崩すことは出来るでしょうか?
  • WBCがヘビー級で暫定王座決定戦開催を承認、対戦を指示

    WBCがヘビー級で暫定王座決定戦開催を承認、対戦を指示

    2019.02.14
    WBCが日本時間3日にヘビー級での暫定王座決定戦開催を承認、1位でシルバー王座を持つディリアン・ホワイト(英国/26戦25勝18KO1敗)と4位のドミニク・ブレアジール(米国/21戦20勝18KO1敗)での対戦指示をアナウンスしています。


    正規王者のD.ワイルダー(米国)が通常通りに試合をこなしている中で承認した理由について、WBCは昨年12月1日に8度目の防衛戦として行った、T.フューリー(英国)戦が非常に競った試合であったことから、1月16日にダイレクト・リマッチを指示、その交渉が進展中であるとし再戦が消化されれば更に待つことになるため、タイトルマッチの活性化としてホワイトとブレアジール両陣営へのいわば救済的な意味合いとしています。


    33歳のブレアジールは17年11月に当時WBC12位につけていた、E.モリナ(米国)を下し指名挑戦権を獲得したとしており、挑戦の機会を得ないまま昨年12月、C.ネグロン(プエルトリコ)を9回KOに下しています。またWBCはこの間、積極的に自身の挑戦権を主張せず、WBCの裁定を受け入れたことへの見返りとも取れる文言も載せています。両陣営の交渉がまとまらなければ3月19日に入札を行うとしていますがベルトの行方というよりは世界上位ランカー同士のマッチアップとして普通に楽しめそうな一戦です。
  • 井上尚弥対エマヌエル・ロドリゲス戦はスコットランドのグラスゴーで開催

    井上尚弥対エマヌエル・ロドリゲス戦はスコットランドのグラスゴーで開催

    2019.02.14
    『ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ』が日本時間13日に同トーナメントのバンタム級準決勝戦のうち1試合を発表、WBAレギュラー・チャンピオンの井上尚弥(大橋/17戦全勝15KO)とIBFチャンピオンのエマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ/19戦全勝12KO)による対戦を5月18日の英国スコットランドのグラスゴーとしています。これによりすでに発表されている、スーパーライト級トーナメントのI.バランチェク(ベラルーシ)とJ.テイラー(英国)によるIBF戦とのダブル世界戦となることが決まっています。今回のアナウンスでトーナメントが開催される3階級でそれぞれ1つずつ準決勝戦が発表されたことになっています。


    井上、ロドリゲス両選手にとってお互いに2度目の防衛戦にあたり、ロドリゲスにとっては昨年5月のP.バトラー(英国)戦以来2度目の英国リングとなります。チャンピオン同士、そして全勝同士による見応えある一戦に期待したいところですが、どうしても気になるのは同トーナメントの行方でしょうか。リチャード・シェーファー・プロモーターは残る準決勝戦3試合のうち2試合、スーパーライト級のR.プログレイス対K.レリ戦、バンタム級のN.ドネア対Z.テテ戦について、4月下旬開催の方向で動いている、と地元メディアにコメントを残していますが、同プロモーターはK.ザウアーラント・プロモーターとともに主催者側の1人として不穏な空気を沈静化したい意味合いも見え隠れしますが、ボクシング・ファンとしては心配の種が尽きない現状となっています。


    5月18日のメインイベンターとして出場予定のI.バランチェク陣営が報酬の支払いについて改善されなければ撤退する姿勢を見せた他、先週にもプログレイスのサム・カトゥコフスキー・マネジャーが、「彼ら(WBSS)はレジスのキャリアを良くない方向へ進ませています、なぜならレジスにはもっと多くのチャンスがあるからだ。我々はトーナメントから撤退したいのではありません、レジスはベルトのために戦いたいだけです。トーナメントを取り巻く経済的な問題は依然として残っています、もともと2月に戦うことになっていたのにそれが出来ていません。彼らが言うように資金の問題は無いというのならばすぐにも解決してほしいです。」と地元メディアに述べたことが報じられていますが、新規参入するスポンサーも無いために続く現状でもあり今後も対戦発表と同時にもたれかかる問題となりそうです。
  • レオ・サンタ・クルス「納得の行く勝ち方を魅せて、ビッグファイトを目指す」

    レオ・サンタ・クルス「納得の行く勝ち方を魅せて、ビッグファイトを目指す」

    2019.02.13
    3階級制覇王者、レオ・サンタ・クルス(メキシコ/37戦35勝19KO1敗1分)が、A.マレスとの再戦からおよそ8ヶ月振りとなるリングに戻ってきます。日本時間17日(日)に迫った、WBA世界フェザー級スーパー王座の防衛戦では同級11位のラファエル・リベラ(メキシコ/31戦26勝17KO2敗2分)を迎えて3度目の防衛を目指します。

    当初の挑戦者、M.フローレスが足首の負傷により離脱したのが試合から約3週間前のこと。対策を練り直す必要があったことは容易に想像出来るものの、その点を踏まえても王者サンタ・クルスの勝利は濃厚と言えるタイトルマッチですが、今秋に噂されるビッグネームとの対戦も構想にある王者がどのような試合振りを見せてくれるのでしょうか?


    サンタ・クルス「これはイージーな試合にはならないと思います、リベラはこれまでタフと言われてきたどの選手より手強いと考えているし、何よりも重要なことは勝つために向かってくることです。我々は、手数を出しフットワークを駆使するフローレスへの準備を進めていましたが、リベラは突進してくるスタイルを持っています。しかし我々はいかなることへも対応出来るように準備を進めているし今回も良い準備が出来ています。(17年9月の試合で)彼は代理選手としてジョセフ・ディアス Jr. との対戦が1週間前に決まったにも関わらず、良いパンチを打ち込み好ファイトを見せて12ラウンドを戦っています(結果は判定負け)。」

    「我々は納得の行く勝利をおさめてからビッグネームとの対戦を目指すつもりです、多くのファンが望む対戦相手として、ゲイリー・ラッセル Jr. やカール・フランプトン、ジョシュ・ワーリントン、そしてオスカル・バルデスらとのマッチアップがあり私は誰とでも戦う用意があります。私は出来るならばゲイリー・ラッセル Jr. と戦いたいです、彼はアマチュア時代に私に勝っていますし、リマッチしたいと思っています。アマチュアの試合は3ラウンドですが、もう少し長く戦っていれば彼を捕らえていたと考えています。12ラウンドあればプレッシャーを掛けて追い詰めることが出来るし、彼もスピードが落ちるはずです。」多くのファンが願うビッグマッチが決まりかけたものの前哨戦で番狂わせによる敗退、露と消えてきた過去も多いボクシング界ですが今回はどうなるのでしょうか?


    セミファイナルのO.フィゲロア Jr. 対J.モリナ(ともに米国)戦、そしてアンダーカードの岩佐亮佑(セレス)対C.フアレス(メキシコ)戦、C.リコナ(メキシコ)対D.クリエル(南アフリカ)戦に加えて、日本でもお馴染みの元WBOバンタム級王者、マーロン・タパレス(フィリピン)のアメリカ2戦目も決定、今週末のロサンゼルス、マイクロソフト・シアターは楽しみな組み合わせとなっています。
  • オーストラリアから世界を目指すジェイソンとビレルが揃って3月に出場

    オーストラリアから世界を目指すジェイソンとビレルが揃って3月に出場

    2019.02.13
    オーストラリアから世界を目指すホープ2選手が3月30日にニューサウスウェールズ州のツゥイード・ヘッズにて揃い踏みすることが地元のプロモーション、ドラゴン・ファイア・ボクシングから発表されています。メインを務めるのはWBAバンタム級3位のジェイソン・マロニー(豪州/18戦17勝14KO1敗)で、保持するWBAオセアニア同級王座の防衛戦を技巧派サウスポー、クリス・パウリノ(フィリピン/22戦19勝8KO3敗)を迎えて行います。


    先日、挑戦者決定戦出場が決まったWBAスーパーフライ級3位、アンドリューとの双子ボクサーとして注目を集める28歳のジェイソンは、『ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ』準々決勝戦でIBF王者のE.ロドリゲス(プエルトリコ)と対戦し、12回判定負け(2対1)を喫して以来の復帰戦となりますが、今春予定とされる井上尚弥対E.ロドリゲス戦勝者への挑戦希望を公言しています。決勝戦が行われるのかも微妙な雲行きが流れる同トーナメントだけにここで約5ヶ月振りとなる復帰戦を飾り、2度目の世界再挑戦を視野に入れたいところでしょう。


    そしてセミファイナルにはWBAスーパーフェザー級10位のビレル・ディブ(豪州/25戦22勝10KO3敗)が出場、レイ・ジュンティリャ(フィリピン/36戦23勝14KO8敗5分)と対戦するとしています。" Baby Face " の愛称を持つ29歳のディブは来日経験を持つ元世界王者、ビリーの親戚でもありアメリカのリングも3度経験しています。手数が持ち味のオーソドックス型でパワーに欠け決定力不足という声もあるものの現WBAオセアニア同級王者でもあり、今回はノンタイトル戦での出場としています。

    「ジュンティリャとの対戦を伝えられましたが現時点で映像はほとんど見ていません、私は自分のチームを信頼しているので、やらなくてはいけないことは彼らが教えてくれるはずです。マロニー兄弟ともスパーリングを続けながら世界チャンピオンになるために日々努力を続けていますし、WBAはモハメド・アリの時代から在る団体ですからね、ランカーとして名前を連ねていることはとても光栄なことです。先日のアンドリュー・カンシオは世界中のファンが衝撃を受けたように、私もショックを受けました。マチャドは減量苦が伝えられていましたが、クラスを上げる時期なのでしょう。カンシオの出来はとても良く映りましたが彼が王座の防衛を続けたいならば私から距離を置いておいた方が良いでしょうね。」と不敵なコメントを残すビレル、そしてジェイソンが地元で勝利を目指します。
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